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『外政家としての大久保利通』清沢洌(ちくま学芸文庫)

『外政家としての大久保利通』清沢洌(ちくま学芸文庫)

2023年
400頁




目次(収録作品)

第1章 征韓論を中心に
第2章 征台を敢行するまで
第3章 日清間の予備交渉
第4章 全権弁理大臣として
第5章 北京談判の行詰り
第6章 交渉妥結に到る
第7章 大久保の心事と政策

附録  
大久保弁理大臣ノ復命書  
使清趣意書  
外政家 大久保利通略年譜  

後記  
中公文庫版解説(村松剛)   
ちくま学芸文庫版解説(瀧井一博)   
人名索引

明治7(1874)年、日本の台湾出兵に清国が抗議、北京で二国間交渉がもたれた。大久保はこの北京談判で全責任を負って困難な交渉にあたり、その手腕を発揮して清国の譲歩を勝ち取る。旧友西郷隆盛と対立して朝鮮出兵を封じた大久保が、後に台湾出兵を進めたのはなぜか。北京談判での大久保の冷徹な現状認識、粘り、そして強い責任感と信念。征韓論争から北京談判まで、手紙や日記等豊富な史料をもとに、内政家として語られてきた大久保利通の外交を評価する。「明治の政治家はかつて責任を回避することを知らなかった」。本書には、太平洋戦争下の現実政治に対する、著者の鋭い弾劾が秘められている。

アマゾン商品説明より

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